ニードルフェルトでリアルな動物を作っています。 彼らの紡ぎ出すそれぞれの物語を、どうぞ聞いてください。
この世でたった一匹のキツネ
2015年11月16日 (月) | 編集 |
また星の王子様が映画化されたらしく、テレビで予告編などよく見かける。

「また」と言ったのは、40年(!)くらい前に実写で映画化されたのを、見に行った記憶があるからだ。
実写版だった。
だけど原作のイメージを裏切らなかった。
「バラ」も、「キツネ」も、着ぐるみ着たりせず、人間の服を着たまま、演技力でそのように見せていた。
(このときのキツネは、たいそう名演技だった。
キツネ色の髪の、ツイードの上着の中年おじさん姿なのだが、ふさふさしっぽが見えてくるようなのだ。)

星の王子様の中で、キツネはすごく重要な役どころで、名言「本当に大切なものは、目には見えない…」をはじめ、大切なことは全部キツネが言う。
物語に出てくるキツネのいろいろの中で、ダントツ1位のお気に入り。

大体、狐は昔話などに出てくるとき、ずるがしこいとか、ネガティブとかなイメージになりがち。
ピノキオとか。イソップ物語とか。
でも一つ一つ見ていくと、キュンとくるキツネも多い。
安房直子の「きつねの窓」が好きだ。

キツネの子供が、染め物屋になって、「おゆびを、おそめいたしましょう。」と、両の親指と人差し指の4本を、青い花の汁で塗ってくれる。
その指で、絵描きが構図を決める時みたいに、四角を作って覗くと、会いたい人の顔が見えるというのだ。
はたしてその窓からは、きれいな若い雌狐が見えた。
…ああ、このキツネの子の母親は、鉄砲に撃たれて、死んだのか…。 (このあたりで涙線決壊)

昨冬から研究しているオオカミと並んで、キツネもずーっと研究中。
どうやったら、他の十万匹のキツネとは違う、この世で一匹のキツネが作れるのか。

最初のきつね

これが多分、一番初めに作ったキツネ。子狐こんこん、山の中で、草の実潰してお化粧したり、モミジの簪挿してそう。

2015ブローチ展 きつね

これが最新、来るひなたのブローチ展出品作。
大人です。金色の目で、でも恐くなく、慈愛に満ちた、いたずらっぽい子供の部分も残した…が理想。
まだ見ぬ、私だけの、たった一匹のキツネ。
その理想に、一歩でも近づくべく、精進あるのみ…なんですね。(^^;
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コメント
この記事へのコメント
キョトンとした子狐のあどけなさも
キリリとした温かみのある大人狐もステキです♪
「きつねの窓」
小学校の時国語の教科書で読みました。
私も好きです。今でも覚えています。
当時真似して花から青い色水を作ってみましたが
キキョウの花ってちゃんと書いてあるのに
どういうわけか私は、ツユクサと思いこんでいて
ツユクサで色水を作って指を浸しました^^;
キツネつながりで宮沢賢治の「雪渡り」も好きです。

↓特別な11月、おめでとう!
 ミントさん、まだまだいっぱい楽しみましょう♪
2015/11/28(Sat) 15:16 | URL  | ぽぽろ #swhvsxC6[ 編集]
ぽぽろさんへ
かわいい思い出ですね~v-528
大切な思い出をいっぱい持つって、大人になってから補おうと思っても、できないです。
なんか私まで、満たされた気持ち…。

見に来てくださって、ありがとうございました!
ミントのことも気にかけてくださって。
ミュウちゃんもまめちゃんも!皆で長生き記録を作ろうね!
2015/11/28(Sat) 22:30 | URL  | 薄荷座 #-[ 編集]
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