ニードルフェルトでリアルな動物を作っています。 彼らの紡ぎ出すそれぞれの物語を、どうぞ聞いてください。
ボローニャ絵本原画展へ
2017年08月21日 (月) | 編集 |
西宮大谷美術館に毎年やってくる、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展。
とても好きで、毎年行っていたのですが、二年ほど行けない年が続いてしまい…
今年こそは、と早めに行ってきました。

2017ボローニャ絵本展

入口、今年はこんな感じ。
夏らしくすっきり~

2017ボローニャ絵本展ー2

入ってすぐの、写真撮影用パネルも、まだまだ夏。

今年は、レトロ感のある色使いの、素朴なタッチのものが多かったようです。
隅から隅まで…外の暑さも日常も忘れて、楽しみました。
訪れている他のお客さんたちも、その会話の内容から、皆毎年来ているのだとわかります。
関西絵本ファンの根強い下支えがあるんだな~と。

来年も、この場所にまた来られますように…

まだまだ9月下旬まで続きます。一時保育してくれる日も何日かあります。
絵本の好きな方は是非行ってみて下さいね。 
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旅の猫(京都、約束の猫篇)とヒグチユウコ展
2017年07月12日 (水) | 編集 |
長い間更新もせず、チクチク制作ばかりしていました。

さすがに煮詰まってきたので、ずっと再訪しようと思っていて出来なかった、あの子たちに会いに行きたい…
思い立って行ってきました。

京都、梅宮大社。
(↑見てね)
一回目の訪問は、2年前のような気がしていたのですが、調べたら3年前だったことに軽く驚く…

手水舎で、これから猫ちゃんを触るから、念入りに手をじゃぶじゃぶ洗っていると、社務所の前に、しゃがみ込んだりカメラを構えたりする人がいるのが見える。高まる期待…

梅宮大社あじさい、ねこー1

い、いた… のっけからハート直撃 
しっぽの垂れ下がり方がたまらん…

梅宮大社あじさい、ねこー2

寝ている子を起こさないように、下にいる起きてる子を写したり撫でさせてもらっていると…

梅宮大社あじさい、ねこー3

寝起きでぼーっとしていたのが、だんだん意識がはっきりしてきたらしく、活動開始。
上にいる仲良しの子のそばへ、いそいそ寄っていく…

梅宮大社あじさい、ねこー4

のかなと思ったら、思いっきり踏みっ踏みっと乗り越えて(いやそれでも、熟睡したままなんだけど…)、向こう側へ行っちゃう 

梅宮大社あじさい、ねこー5

かと思いきや、乗り越えたあたりで、おしりとおしりがぴったり密着する地点で着地。
そのあと、おしりとおしりがお知り合い、な相似形の形で、二匹は長いこと熟睡していた。

天使のような、眠りだったなあ…
いろんな角度から、ためつすがめつ。
見ているだけで、脳内で何らかの幸福物質(名前忘れた)が大量に分泌されているのがわかる。
ただ、いつまでも傍で見ていたかった…

とはいえ、せっかく今の時期に来たので、お庭も拝見した。
紫陽花の名所なのだ。

しかし、微妙に残念な状態だった。
完全に枯れてはいないが、色が褪めかけていた。
7月も10日だから、無理もないか。
3、4日前で、雨模様の日だったら、全然印象は違ったろう。つくづく紫陽花は雨の花だと思う。
でも、なにせ猫に会うのが目的なので、私は一生雨の日には来ないかも~

梅宮大社あじさい、ねこー8

ところどころ、はっとするほど美しい部分が、まだまだ残っている。

梅宮大社、あじさい、ねこー9

今の季節だけの、この輝き。

桜と紅葉だけではない、梅雨でも、酷暑でも、真冬でも、その時節にしか感じ取れない美は、あるのだから、、オフシーズンの京都を知らないのは損だと思う次第。

梅宮大社あじさい、ねこー6

この日、猫ちゃんには合計4匹出会えた。
目覚めていたのは1匹だけで、他の子は、そーっと、ちょっとだけ撫でても、目を覚まさなかった。可愛がられて、人を信じ切っているのだろうな~

梅宮大社あじさい、ねこー7

どんな物影に上手に隠れても、私は見つけちゃうよ~
立て看板の陰にいた子。

みんな、来るのが遅くなってごめんね。また、いつかきっと、会いにくるからね…

              

この後、河原町に移動して、トビチのヒグチユウコ展を見る。
関西へ巡回してくると思ってなかったので、すごく嬉しい機会。

京都トビチ

トビチの入り口。
レトロなビルで、建物も素敵です。

それにしても、先月、ベルギー奇想の系譜展を見ておいて良かった。
元ネタを知っているので比較が容易。

京都をネタにした原画のコーナーでは、飴ちゃんをくれるおばちゃん(?)の絵で、「アメさん」って言ってるのがあった。
大阪では、「ちゃん」なのだが、これが京ことばなのかな?
関西ネイティブではない私、知らないことがいっぱい。

今回も新しい発見がいっぱいあって、行ってよかった京都でした。
昭和10年の新聞
2017年05月20日 (土) | 編集 |
巷でよく行われているという、断捨離とか、生前整理。

私もやらなければなあ…という自覚ぐらいは、頭の片隅に(…片隅かいっ)あるので、手をつけやすいところから、やっている。

先日は、骨董市などで集めた、昔着物の端切れを、どんどん整理。
洗い張りした紅絹を、古新聞を芯にして、ぐるぐる巻いたものが出てきた。
この丸めた新聞紙だけでも捨てて、コンパクトに畳もうと、抜きだしてみたら、日付が昭和10年3月だった(!)

まさかそこまで古いとは。
触るとたちどころに手が荒れそうな埃っぽい、くるくるに癖がついた紙を、捨てる前に目を通すか、と思って読み始めたら、これが面白くて、面白くて。
記事のみならず、広告も、隅々までつっこみどころ満載で目が離せなくなってしまった。

捨てるのをやめて、しばらく重しをしておいたが伸びない。
そっと霧吹きしてみたら、まあまあ皺が取れた。
きみは80年も…丸まってたんだね~

昭和10年の新聞ー一面

独逸のヒットラー総統、と当たり前のように書いてある一面。

昭和10年の新聞ー映画

映画の広告。
怪人マブゼって…誰…
北杜夫のエッセーで、名前見たことある気がするけど…。

昭和10年の新聞ー広告、薬

モルヒネ、コカインの文字に目が吸い寄せられる小さな広告。
中毒を飲んで直す薬(!)
こんな深刻な中毒が、市販薬を飲んで直る…の?

しかし右下の「セメン菓子」もすごい。
回虫においしくてヨクキク、日曜には必ずお用いを、偽物あり鳥居印にご注意、云々。

セメンって何なんだろう?食用の石灰みたいなものかな?
ヨクキクくせに、週に一回は続けなければいけないのか。駆虫できても、次から次へと口から入ってくるってことですね。
鳥居印を目印にしても、こんな広告出したら、偽物つくってるほうも鳥居印を付けるだけなのでは。

昭和10年の新聞ー薬2

止血剤トロムボゲンも画期的な薬だ。
喀血、月経過多、脳出血、外傷、いろんな別々の原因で起こる様々な出血を、全部止めるという。

プラトン万年筆は、知らないけれど、他にもぢの薬オセロとか、星印ソースとか、ネーミングが文学少女っぽい広告があった。
無くなってしまったのが惜しまれる。

昭和10年の新聞ー雑誌広告

婦人雑誌の広告。
牛乳を使うニキビ新療法が、気になる…。
知りたくて一晩、よく眠れなかった。

結局、この古新聞も、捨てられず私の宝物、永久保存版になってしまった。(おいおい…)
断捨離も、ひとやすみ(おいおい…)
おあとがよろしいようで…(いや、よくないかもしれないけどね…)
御金神社
2017年01月07日 (土) | 編集 |
例によって…チクチク、ただチクチク、地味な年越しでした。
桂*おやつさんの「ねこことりりす」に向けて、いつものことですが修羅場です

出来たものから、出品作の紹介を始めますので(数日のうちに、)またご覧いただけましたら幸いです

さて初詣も例年のように京都へ行ってきました。
しかし今年は、いつもの年とは違う。一度もお参りしたことのない、ここ↓

御金神社

御金神社へ!(あ…みかね、と読みます)

鳥居が黄金色です。
このあまりに現世的な雰囲気の鳥居が、静かな住宅地の中にいきなり立っています。
二条城と烏丸御池の間、西洞院通にあって、烏丸御池から歩いていける距離。

御池通をてくてく行くと…西洞院通に行列が出来ていて、御池通にはみ出しそうな長さ。
えーと…こんなところに、行列のできる名店は、なかったよね…

この行列が、初詣の行列と気付くのに数秒。
初詣の時期は混むと聞いていたが、なめてかかっていました。

それでも列に並びました。
ここにお参りしたかったわけは…

この御金神社は、そもそも金属の神様です。
通貨は金属だから、お金の神様の一面ばかりが目立つものの。
金属の器具、金属製の機械、全てを守ってくれる。
世の中大体の工業生産品は、機械で作られているし、農機具、大工道具、職人の道具、裁縫の針、料理の包丁類。

そしてそして、私の大事な、ニードルフェルトの針だって!

針供養の神様には、去年お参りしたけど、是非一度はおおもとの金属の神様に、お礼とお願いをしなければ。
どうかもっと技術が上達しますように…

ずいぶん並んだけど、清々しくお参りが出来て良かった。

ふと見ると、手水舎に小さなざるが置いてあって、皆さんお金を洗っている。
とても狭い境内なので、先に手を清め→お参り→お金を洗うという流れだと、余計に待ち時間が長くなるので、お参りした後で洗うようにコースが敷かれているのだ。
キャッシュカードを洗っている人を見て、なるほどと感心する。
お金の出所を洗っておけば、小銭全てを洗わなくていいかも。
折角だから、私もカードを洗ってみた。

今年もいっぱいフェルトが作れて、多くの人に届けられますように。
素敵な場所、面白い場所、不思議な(?)場所に行けますように。
皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。 
南蛮文化館
2016年12月05日 (月) | 編集 |
大阪・中津に、南蛮文化館はある。
随分ひっそりと、ある。

何年も前に、JAM POTの店長さんのツイッターで紹介されてて、面白そうなので行ってみた。
しかし収蔵品のあまりの内容の濃さに、一回では消化しきれない感じで、また今度ゆっくり来ようと思った。

そして…。
こうした場合の常として、「また今度」は、なかなかやってこないのだった。

行きにくい理由、その大きなものに、「年間10カ月は休館している」(!)がある。
5月と11月しか開いてない。
時折、ふっと南蛮文化館の事を思い出しては、『もう5月は過ぎちゃった…』『まだ11月は先だよね…』
そんなことを繰り返し。

しかし今年は、奇跡的に、11月の最終週に、思い出すことが出来た。 
そして11月30日に、ギリギリ行ってきた。

ここです!

南蛮文化館ー1

阪急中津の駅を出ると、この↑電柱についてる案内看板がすぐあるので、わかりやすい。

南蛮文化館ー2

いざ!

南蛮文化館ー3

一度目に来た時は、すごい濃いキャラのスタッフさんが、ずっと案内してくれて、あれやこれや、しゃべりっぱなしであった。
最後には、頭がくらくらして、解説なしで静かに見せてほしいと心の底でちょっと思ってしまった。
でも今日は、同じ人はいなかった。
お元気だろうか…会えなくて少し残念な気も。

ここの収蔵品には、解説がほとんど付いていなくて、一つ一つはとても貴重なものなのに、何の説明もなく置かれている。
向き合う各人の知識が試されているかのようである。(冷や汗)
やっぱり、一度目にスタッフさんに説明してもらって、有難かった。

展示の仕方も、大らかというか、小さいものはさすがにガラスケースに入っているが、触ろうと思えば触れる距離にむき出しで置いてある螺鈿の箪笥や、大砲みたいなものも。
いろんな意味で濃い美術館。

収蔵品では、南蛮図屏風が名高いが、私のお勧めは隠れキリシタン関係の品々。
釈迦の修業時代とされていた、聖ペテロとか、中国の西王母になぞらえた聖母子とか、絹地で押し絵の技法で描かれたキリスト磔刑図とか。
いつまでも見ていたかった。
ゆっくり自分と対話したくなったら、また来よう…。
(そんな気分の時に限って、またあのスタッフさんに会ったりして?)

キリスト教美術に関心のある方、必見です!