ニードルフェルトでリアルな動物を作っています。 彼らの紡ぎ出すそれぞれの物語を、どうぞ聞いてください。
猫のお店、作品揃いました
2017年09月13日 (水) | 編集 |
や、やっと「猫のお店」、作品完成しました。

2017猫のお店キジ猫

尺取りシッポのこの子も、連れて行きます。

2017猫のお店ブローチー3

けものフレンズで人気急上昇(なのかな?)のサーバルに、耳毛がチャームポイントなカラカル。
ワイルド系は、私の中では欠かしたくない定番の王道!(って私だけだったりして…)

2017猫のお店ブローチー1

今年の私的テーマは「近所の猫」、そこらへんに居そうな、どっかで出会ったことある顔の、お隣の子たち。

2017猫のお店ブローチー2

「あ~いるいる、こういう子」「○○ちゃんと似てる~」などの会話が生まれてくれれば、作家冥利に尽きます。

ひなたで、出会って下さいね。お待ちしています。 
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どきどき、夜の博物館
2017年09月05日 (火) | 編集 |
この秋、JAM POTさんと姉妹店 Guignolさんで、企画展「夜の博物館」が開催されます。
期間は10/13~29、
テーマはどどんと、博物学!

このお仲間に入れていただきました。
実は私、こういうテーマを秘かに待っておりました。
すごくわくわく、武者震いします。
可愛いだけじゃない動物の魅力を、遠慮せず追求します。
さらに、今回初お目見えの、新商品を出品します!
動物のみならず、植物の世界に足を踏み入れます。乞うご期待!

紹介ページができました、こちらをご覧ください。
見るからに、ただならぬ予感…
(えーと猫のお店もまだ仕上がってないのに、オオカミ展と、見事に時期がかぶってます。
ああ時間が足りない…またもや泥縄…

可愛いだけじゃないJAM POTへ、来てくださいね!
この秋も、オオカミ展へ
2017年09月04日 (月) | 編集 |
この秋の予定、次が決まりました。
昨年も参加させていただきました、東林間のナツメヒロさんでの「オオカミ展」。
期間は、10月7日~29日。
今年も行きます! 

詳しくはこちら←見てね

ま、まだ猫のお店の準備も済んでないのですが、全力で駆け抜けますよ。
今年は今年だけのオオカミさんたちに、東林間で、出会って下さいね。
第46夜 * 尺取りの尾
2017年08月26日 (土) | 編集 |
猫で、な。
長ーい縞模様のしっぽをしたのが、おるじゃろ。
あれは、閻魔大王のお使いなんじゃよ。

尺取りの尾ー4

昔、むかし。
しましまの目盛りのついた尾を持つ猫は、人の寿命を計っては閻魔大王様にお知らせするのが仕事だった。
にゃ~んと甘えてすり寄っていき、それと知られず足にしっぽを添わせて計るのだ。

もっとも、計られたから寿命が縮んだりするものでもない、
生まれつき、そうと決まっている寿命を、きちんと計って閻魔さまに報告する。
本人には知らせることもない。

それでも、人間の側からすると、寿命が計られるということは、何やら恐ろしくもあり、気味が良いことではない。

ある小さな村があった。
この村の住人の寿命は不思議に長かった。もう長いこと、誰の葬式も出してはおらん。

尺取りの尾tたー5

それというのも、この村のしまねこ、つまり閻魔さまのお使いが、今の代になってからじゃ。
優しくて気の小さいこのねこは、一度もうまく人の尺を計れたためしがなかった。
それどころか、人が好きで、そばへ寄って甘えたいだけなのに、
「あっ、尺取りの尾が来たぞ。寿命を計られるぞぉ。」
いつも、逃げられてしまう。

しまねこは、ひとりぽっちだった。

尺取りの尾ー2

村はずれのお地蔵様の前で、ぽつんと坐っていると、そっと手が伸びてきて、ねこの頭をなでた。
顔なじみの、旅の薬売りだった。
まじめに働いているのだが、どうしてかこの村ではあまり病人が出ず、ちっとも薬が売れなかった。
村中を回って疲れた足を、いつもここで休めていると、ひとりぼっちのねこに出会って、二人は友だちになったのだった。

「おらの寿命を計っていいよ」

ねこは喜んで、薬売りの足にしっぽを巻きつけた。
じゃが、その顔はみるみる曇った。
…ねこは知ってしまったのだ。
この若者の寿命が、残り少ないことを。

ねこは何も言えなかった。
ただ目に涙をいっぱい溜めて、うつむくだけだった。

尺取りの尾ー3

ぽた、ぽた、ぽた。
何滴、ねこの涙が地面に落ちただろう。
小さな点が幾つも集まって、それは線となり、地に罅割れが生じたかと思うと、その罅は瞬く間に深く、大きくなり…
地割れの底から、聞いたこともない大きな地響きと共に現れたのは、見たこともない立派な身なりの偉丈夫。

閻魔さまだった。

「ねこや…」
その声は、見かけによらず、とても優しかった。

「お前がこの仕事のために、そんなに苦しんでいるとは知らなかった。
長いこと、可哀想だったね。
もう、お前はこの仕事をしなくてよい。
お前だけでなく、すべての猫がしなくてよいように、尺取りの仕事は、これからはこの者に任せるよ」

閻魔さまは、にやっと目配せして、握っていた手を開いた。
長い青虫が一匹、掌から逃れて、ゆっくり尺を取りながら、近くの木に這い上って行った。

閻魔さまはその手で、ねこのしっぽをすうっと、お撫でになった。
すると不思議、しましま模様が、消えたのじゃ。

「さあ、今度は大丈夫だから、もう一度尺を取ってみなさい。
それがお前の、最初で最後の仕事じゃ。」
閻魔さまは、またにやっと目配せした。

ねこは何が何だかわからなかったが、閻魔さまを信じて、薬売りの足に巻き付いてみた。
でも、しっぽの目盛りがないので、何回計っても、寿命が分からなかった。

「ふうむ。これは困ったのう。」
閻魔さまは、えんま帳を取り出し、セリフ棒読みで書き留めた。
「…富山の新吉、計測不能なほど長寿、と。」

そして、ねこよりもっと、何のことかわからず、ぽかんと口を開けている薬売りに言った。
「これからは、お前たちはずーっと一緒に暮らすがよい。
このねこは、必ずお前を幸せにするだろうよ。」

それから…

尺取りの尾ー1

えんまさまの、いうとおり。
行商の先々で、新吉はいつもねこと一緒だった。

新吉が、薬の名を織り込んだ歌を、面白く歌いながら軽やかに歩く。
その足の間を縫うように、ねこは調子を合わせてすいすいと、踊るように進む。

「あれご覧、よく踏まれずに上手に歩くこと。」
おなご衆や子供等が、たちまち寄ってきて、どこへ行っても「ねこの薬屋さん」と、人気者になったとさ。

どっとはらい。

ボローニャ絵本原画展へ
2017年08月21日 (月) | 編集 |
西宮大谷美術館に毎年やってくる、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展。
とても好きで、毎年行っていたのですが、二年ほど行けない年が続いてしまい…
今年こそは、と早めに行ってきました。

2017ボローニャ絵本展

入口、今年はこんな感じ。
夏らしくすっきり~

2017ボローニャ絵本展ー2

入ってすぐの、写真撮影用パネルも、まだまだ夏。

今年は、レトロ感のある色使いの、素朴なタッチのものが多かったようです。
隅から隅まで…外の暑さも日常も忘れて、楽しみました。
訪れている他のお客さんたちも、その会話の内容から、皆毎年来ているのだとわかります。
関西絵本ファンの根強い下支えがあるんだな~と。

来年も、この場所にまた来られますように…

まだまだ9月下旬まで続きます。一時保育してくれる日も何日かあります。
絵本の好きな方は是非行ってみて下さいね。